診療について

補聴器・耳鳴り外来
(完全予約制)

初診の方は1時間、再診の方は30分ほど調整に時間が必要ですので、
補聴器・耳鳴り外来は完全予約制です。

「ないよりまし」な補聴器から「なくてはならない補聴器」にするために

対象となる方
  • 難聴により生活に不自由があること
  • その不自由を改善したい強い意志があること
ご家族やご自身でこんな症状・お悩みはありませんか?
補聴器を使ったことがない方
  • 家族から「声が大きい」と注意される。
  • 会話の中で何を言っているのか理解できない。
  • 会話や電話をしていて、何度も聞き返す。
  • テレビの音が大きくなった。
  • 会議など大人数で話すと音は聞こえるが何を言っているのかわからない。
すでに補聴器を使用中の方
  • 補聴器を購入したが聞こえが悪い。
  • 補聴器は高いばっかりだと思う。
  • 音は聞こえるがうるさく不快に感じてしまう。
  • 長時間着けると耳が痛くて外したくなる。
  • 昔に購入し、今の聴力に合っていない。
  • 以前に一度も病院で補聴器の検査をしていない。
難聴が進むとコミュニケーション障害により
「認知症」や「うつ病」になりやすいとも言われています。

聴覚リハビリテーション

難聴の方が言葉を聞き取るためには、聞き取りに十分な音量を補聴器で入れる必要があります。
難聴の程度によりますが、補聴器からある程度大きな音が入ります。そのような音を入れると、ことば以外のいろいろな環境音や雑音が当然聞こえてきます。
この雑音は最初は不快で煩わしいのですが、補聴器を継続して使っていると慣れてその不快感は減ってきます。不快に感じるからといって補聴器から出る音を小さく設定すると、補聴器を使ってもよく聞こえない、補聴器は高かったのに全然使っていない、ないよりましな補聴器が出来あがってしまいます。
難聴の方の聞こえの力を最大限に引き出すためには、聴覚リハビリテーション(訓練)が必要です。
リハビリ内容
  • 不快ではあるが何とか我慢でき、かつ実感できる音を補聴器から出力し、その音に慣れる。
  • はじめから長時間する。いろいろな場所で積極的に装用し、特に会話やコミュニケーションをとる。
  • 慣れてきたところで音量を少しずつ大きくし、慣れるまで続ける。
補聴器の調整が終了するまで、2週間に1回ほど通院していただき3か月ほど頻回のご来院が必要です。楽な道のりではありませんが、「ないよりまし」な補聴器から「なくてはならない補聴器」になるようお手伝いさせていただきます。

年齢のせいだとあきらめる必要はありません。
頑張って治療した分自分に返ってきます。

当院では補聴器の効果を見るために補聴器をつけたまま検査を行い、補聴器がご自身にあっているか調整いたします。

リハビリ

耳鳴り外来

耳鳴りは、これまで「原因不明の病気」「治らない病気」とされてきました。しかし、研究の進展によって、いまや耳鳴りは、「よくなる病気」となってきました。
皆さんは、耳鳴りと難聴が全く別の病気と考えていらっしゃるでしょうが、耳鳴りに悩む患者さまのうち、9割の人が難聴を併発しています。実は、耳鳴りと難聴は、深く結びついており表裏一体の関係と言われています。
加齢性難聴が進行すると、高音域の有毛細胞が消耗し、その音域の電気信号が脳に届きにくくなります。それを感知した脳は、聞こえの悪い音域をよく聞こうとして、過度に興奮します。 こうして、「キーン」という高音域の耳鳴りが起こるのです。つまり、耳鳴りというものは、耳で鳴っているのではなく、脳で鳴っているのです。
逆に、補聴器を使って、届きにくくなっていた高音域の音を聞こえるようにすれば、過剰になっていた脳の活動が治まり、耳鳴りも改善します。
実際、耳鳴りの人に補聴器リハビリを行い、聞こえにくかった音域を聞こえるようにすると、その瞬間から耳鳴りが消える人も少なくありません。
もちろん、補聴器リハビリにとりかかる前に、問診や検査を通じて、耳鳴りの原因疾患を特定することが肝心です。もしも補聴器以外の治療で治せる原因があれば、優先的にその治療を行います。
私は勤務時代より積極的に『耳鳴り・補聴器外来』を行なって参りました。その経験を生かして、みなさまのお役に立てればうれしく思います。