『情熱大陸』に耳鼻科医がクローズアップされました。
加齢による筋力の低下は、喉にも起きることをご存じだろうか?
食事中によくむせる。飲み込みづらい。食事時間が長くなった。
これらは、喉の筋肉や神経の異変を知らせるシグナルだ。
この「嚥下障害」は、脳梗塞や脳腫瘍、神経疾患などが原因でも起こりうる。超高齢化社会の昨今、ニーズが急速に高まっている医療分野だ。
各地の大学病院などに嚥下の専門科は存在するが、その草分け的存在が「東大病院・摂食嚥下センター」。2021年に国立大として初めて診察を担う正式な部門として設立された。中心となったのが日本の嚥下医療を牽引する喉頭外科医・上羽瑠美医師だ。
自身を「喉オタク」と呼ぶ気さくな人柄。食べることが大好きで、「食べられなくなってしまった患者の役に立ちたい」という一心で研鑽を積んできた。「突然食べ物が飲み込みづらくなった」、「声が出にくくなり、水を飲むと激しくむせる」。治療が困難な患者たちの中には、上羽の治療に一縷の望みを託す人もいる。
そのうちの一人、脳腫瘍の手術で一命を取り留めたものの、重度の嚥下障害になってしまった71歳の女性は、「もう一度、口から物を食べたい」という切なる願いを訴えた。
上羽は複数の手術を組み合わせた「嚥下機能改善手術」で患者の希望に応えようとするが、想定以上に障害が重く、手術の効果が十分に見込めないことが判明する。果たして、患者の「食べる喜び」を取り戻すことができるのか…?
先日、テレビ番組「情熱大陸」にて、嚥下診療に取り組まれている上羽瑠美医師が特集されました。
私自身、大学時代には嚥下機能評価やその勉強に携わっており、現在も当院にて嚥下機能評価を行っています。
大学病院で診療していた嚥下障害は、脳機能障害やがん切除後など、重症例が中心で、リハビリテーションを行っても必ずしも十分な改善が得られない症例も少なくありませんでした。
なお、山口大学病院では津田潤子医師が嚥下診療を専門としてご活躍されています。
今回の番組では、大学時代を思い出しながら大変興味深く拝見いたしました。
お二人とも女性医師ですね!
今後のさらなるご活躍を心より祈念しております。