お知らせ

当院の補聴器外来について

202203.05
#お知らせ

補聴器外来がわかりにくいとのご指摘をいただきましたので簡単にまとめさせていただきました。

 

Q .一般的な補聴器外来と何が違うのでしょうか?

A .皆さんは補聴器を購入したが聞こえが悪い。補聴器は高いばっかりだと思う。音は聞こえるがうるさく不快に感じてしまう。長時間着けると耳が痛くて外したくなる。昔に購入し、今の聴力に合っていない。こういった話は聞いたことありませんか?

私も以前は業者さん任せにしていましたが、業者さんによって調整がうまくいかないこともあり、トラブルが少なくありませんでした。どうにかして少しでも患者さんのお役に立ちたいと思い、多くの研修会に参加しました。我々は、その知識を還元したいと思っています。当院では医師が積極的に介入し、補聴器適合検査という精密検査を行った上で調整を行うため『なくてはならない』補聴器を目指しています。そのため、必要のない多機能な高い補聴器やあまり調整がうまくいっていない補聴器を購入する心配はありません。

 

Q .補聴器適合検査は保険がききますか?

A 通常の保険診療にて行う診療です。

 

Q .補聴器適合検査とはなんですか?

A .保険診療で認められた検査です。補聴器適合検査は、別に厚生労働大臣の定める施設基準に適合しているものとして、地方厚生局長等に届出をした保険医療機関において、算定することができます。このためには、検査機器の整備ばかりでなく、厚生省主催の補聴器適合医師研修会で、所定の研修を終了した耳鼻咽喉科専門医が、常勤していることが必要条件となっています。このように非常に厳格な基準があるため一般的な診療所では行うことが難しい検査です。この検査を行うことで、それぞれの患者さんの聴力像に合った補聴器を見つけることができます。

 

Q .補聴器適合検査に費用はいくらかかりますか?

A .金額は保険診療のため、全国一律決められております。3割負担で3900円、2割負担で2600円、1割負担で1300円の費用が必要です。

 

Q .なぜそのように費用がかかるのでしょうか?

A .補聴器適合検査もPETやMRIと同様の精密検査とお考えください。精密検査を行うには、まずは建築段階に検査のための専用の防音室を作る必要があります。防音室を設置した上で専用の検査機器を取り揃える必要があります。また調整には初回には1時間程度の時間を要し、最終的に調整するためには2から3ヶ月の時間を要します。1時間専用の検査機器を準備し、専門家(医師・看護師・言語聴覚士・補聴器装用業者)が1時間の指導につくための費用です。

 

ここからが一番大事です。

補聴器外来は患者さんのモチベーションが最も大事です。

山の頂上の景色は山の頂上まで登らないと見ることができません。

『ないよりましな』補聴器ではなく『なくてはならない』補聴器を目指して、一緒に頂上を目指しましょう。

 

補聴器外来には補聴器業者との利益相反は一切ありません。